早いもので10日が経過。その間の記憶。
動けなくなって数時間後、父が来て、妹が来て、救急車がやって来た。救急車に乗るのは何回目だろう。隊員さんの質問やら病院に着いてからの質問に受け答えしながら意識は遠のいて、次に意識が戻ったのは明け方か?
トイレの大と小をもよおしたが、自分の状況がわからない...。そのうちに心電図なのかエラーコールとナースコールが鳴る。看護師さん達の声も聞こえる。『〇〇さんの奥さん起きてるかしら、間に合うかしらねえ...。』とりあえず、私のことではないらしい。その後しばらくしてご家族が到着したらしい。『お父さん、置いていかないでよ...。』女の人の声が聞こえる。奥さんの到着は間に合ったらしい...。次に聞こえた会話は『だいたい6時頃には来られるらしいです。』『病院にですか?』『では薬を止めて準備をしてちょうどいい頃ですね。』数年前の母への時を思い出した。亡くなって葬儀社の安置所への移動の打ち合わせ。義理の息子さんらしい男性と看護師さんの淡々とした乾いた話し方が頭に残る。
しばらくしてお隣さんはしばらくザワザワしてからベットごと移動して行ったようだ。
反対側のベッドからは高いびきが聞こえる。相変わらず定期的にナースコールが鳴り響く。
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